簡潔に言うと、亜鉛メッキ鋼板の材料で、天井や壁を造作することで、内装仕上げのベースを造り上げていく仕事です。
それを造作する職人のことを「軽天屋」と呼び、何もない建物の中に骨組みを作り、天井や壁を組み、
空間の中に別の空間を造りあげる内装業のスペシャリストであります。
50年以上前までは、建物のすべての内装は、材木で大工さんが造作していましたが、防火、工事スピード、工事の単価面等、
建築分野のニーズの変化により、軽天工事が普及し、現在では、コンクリートのビル、鉄骨住宅、1戸建住宅など
様々な建築物で軽天工事が用いられるようになりました。
さまざまな造作工程の中で、壁や天井の下地を組み、仕上げボード貼りまでが、
我々、軽天職人の役割で、次の工程の職人さんへと引継ぎます。
天井に空調機器を取り付けた後、軽量鉄骨(=LGS(ライトゲージスチール)という材料)を使って、天井下地を組み、仕上げに天井にボードを貼り、照明器具、空調機のカバーを取り付けて完了
軽量鉄骨下地(間仕切)作業を行い、小口のボード貼り作業後、タイルボードを貼り、小口にステンレス化粧板を施工。最後にブリックタイルを貼り、完成
軽量鉄骨壁下地を組み立て、入口開口を行う。ボード張りを行い、クロスパテ(壁の凹凸を平坦にする作業)後、クロスを貼りを行い完成。
軽量鉄骨天井下地組作業前の準備後、軽量鉄骨天井下地を組み、仕上げボードを貼り、照明器具を取付けて完成。
軽量鉄骨天井下地を組み、器具の開口を行う。天井仕上げに岩綿吸音板(吸音性・断熱性・防火性などに優れた不燃材)を貼り、天井格子、天井点検口を取り付ける。
壁の垂れ壁部分に欄間を取付、欄間仕上げで完了。
軽量鉄骨天井下地に、仕上げボード材の捨て貼り(仕上げ材を取り付ける為の下地の板)施工後、プラスターボード9.5㎜を貼る。捨て貼り完了後、換気扇、照明器具をつける。
勾配天井の軽量鉄骨下地組をし、仕上げ貼り(岩綿吸音板)を施工し、クロスパテ後、クロスを貼り完成。